からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病気の予防、疲労回復、健康増進を図る温熱刺激療法です。
使い方は、冷温器の内管にテルミー線を装着し、テルミー線を点火して外管に挿入、冷温器2本を1セットにして体表を摩擦します。
特徴
テルミーのぬくもりは、優しくおだやかです。こどもからお年寄りまで、家庭で簡単にかけ合いができ、自分自身でもかけられます。副作用がなく、医薬品との併用も差し支えありません。
効果・効能
テルミーの温熱刺激は、自然治癒力に活力を与え、こころとからだを癒します。温熱刺激作用によって、血液やリンパ液の流れを促進させ、全身の疲労回復、筋肉のこりと痛みの緩解、胃腸の働きを活性化させる効果があります。
代表的な適応症状
●全身症状 ・・・ 発熱、微熱の継続、不眠、疲労、むくみ、冷え、二日酔い
●頭・顔の症状 ・・・ 頭痛、目の疲れ、鼻がつまる
●胃腸の症状 ・・・ 胃のもたれ、便秘、下痢
●首・肩・腰の症状 ・・・ 肩のこり、腰痛
●手・足の症状 ・・・ 肘の痛み、手首の痛み、膝の痛み
●皮膚の症状 ・・・ 皮膚のかゆみ、吹き出もの
●心が関係する症状 ・・・ イライラする、食欲不振
医療の適期
テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。
症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。
全国約60,000名の会員を持つ一般財団法人イトオテルミー親友会は、イトオテルミー療法を中心に個人の健康、家族の健康、社会の健康を考え、また健康をキーワードに社会に貢献することを目指しています。現代は人と共に喜び励まし合う、この当たり前と思われることが非常に難しくなっています。そのような社会において、親友会はイトオテルミーを通じて、万人が望む健康を共に考え、個々に健康観を築き、人との絆を大切に助け合い、豊かな生活を送ることを目的とした仲間の会です。
イトオテルミー療法はご自身で、或いは家庭内で健康維持を図ることを目指しています。発明者の伊藤金逸博士は、食事をはじめ、生活の基盤である家庭に着目し、病気になってから治すのではなく、病気にならない健康づくりを考え、人の持つ自然治癒力を高めることによって病気を未然に防ぐことを目指したのです。また、イトオテルミー療法は健康の維持増進や病態の改善だけでなく、家族のコミュニケーションを図る一助となることを願っています。
イトオテルミー療法は伊藤金逸医学博士が1929年(昭和4年)に発明した約90年以上の歴史を持つ民間療法です。
伊藤金逸博士は京都府立医学専門学校(現、京都府立医科大学)を卒業後、東京帝国大学精神医学教室に入局し、約20年に渡る研究、実験を経て、イトオテルミー療法を発明しました。
イトオテルミーの「イトオ」は伊藤金逸博士の姓を由来に持ち、また「テルミー」はギリシャ語で「温熱を利用した療法」を意味しています。
<冷温器>
万年筆大の外管とテルミー線を把持する内管とを合わせた、
イトオテルミー療法の基本となる医療機器です。
<テルミースコープ>
直接肌に触れることなくぬくもりを与える、
「空間法」を行うための医療機器です。
<テルミー線>
数種類の植物からつくられているテルミー療法の熱源です。
イトオテルミー療法には、3つの施術方法があります。
<摩擦法>
摩擦法は、冷温器先端を常に皮膚に接触させて動かす方法で、
イトオテルミー療法の基本となるかけ方です。
<点擦法>
点擦法は、冷温器を皮膚の一点に垂直に押し当て圧迫し、熱刺激と圧刺激を同時に行う方法です。
<空間法>
空間法は、器具が直接皮膚に触れずに、熱や煙、光による刺激を行う方法です。
<患者着>
施術にあたり事前に患者着に着替えて戴きます。
カラーは青・緑・ピンクがあります。
イトオテルミー橋詰療術所
橋詰忠雄